お酒

清らかな水と上州の気候が織りなす酒造り。「お酒」

良い酒を生む自然条件は、水・空気・気温。そして良質な米を育む大地。4拍子そろった群馬県は、古くから酒造りが盛んな地域である。

■良質な酒を育む自然環境

群馬の水は上毛三山(赤城山、榛名山、妙義山)等を水源とし、清冽で豊かな水量を誇る。水質は軟水が多く、ソフトな飲み口の酒が生まれる。また、上信越の山々の雪雲の層を通り、浄化された群馬の澄んだ空気は、酒を造る微生物群を純粋に育てる。
さらに、群馬の酒造期間中の気温は低温で寒造りに最適。この低温で育成できる優良な微生物群が酒造りに関係して、おいしい酒を造りだしている。

■良質な原料米

そして酒質のもう一つの決め手は、良質な原料米。その精米歩合(精米した白米の玄米に対する重量の割合)を惜しみなく低くし、手作りの伝統を守る優秀な杜氏の腕と努力により“おいしい群馬の地酒”が生まれているのである。

■酒造好適米「若水(わかみず)」

群馬県一帯は遠い昔「毛野国(けのくに)」と呼ばれ、その後「上毛野国(かみつけのくに)」から奈良時代には「上毛(じょうもう)」と改名されてきた。この「毛」とは、一説に穀類(稲・麦等)の芒(のげ=穂先)を指すといわれ、稲作の盛んな土地柄である。この群馬県で生産される「若水」は大粒品種であり酒造好適米特有の「心白」が多いのが特徴。「心白」とは、米粒の組織が荒くなり澱粉粒の中に空間ができ半透明になったもので、麹菌の菌糸が入り込みやすく、良質の麹を造るのに適している。群馬県産「若水」は平成3年7月に関東地方で初めて酒造好適米として認定された。

■酒造好適米「舞風」

群馬県酒造組合、群馬県農業技術センター、群馬県産業技術センターが合同開発した「舞風」は、平成18年度より「舞風プロジェクトチーム」を立上げ、群馬県産米のオリジナル酒造好適米を開発。平成23年より商品登録され、群馬県産オリジナル酒造好適米「舞風」を生んだ。地酒の魅力発信を狙った活動。「オールぐんまの地酒」の開発により、県産酒造好適米の生産拡大および県内清酒の消費拡大を目指している。舞風100%であること、シンボルマークのシールを貼るなど共通のルールのもと、各蔵元が味やラベルで腕を競っており、伊香保や四万など県内温泉の施設等でも販売している。

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