群馬県は日本列島のちょうど中心あたり、北関東に位置し、北は越後山脈を背に、南は広大な関東平野が広がります。東京から電車でおよそ1時間ほどにもかかわらず、豊かな自然に囲まれた風光明媚な県です。
草津温泉、伊香保温泉をはじめ、県内には約100か所の温泉地が点在し、温泉大国である群馬県。古くは東国の要、信越と関東を結ぶ主要な地として栄え、明治期には近代産業の礎を築いた富岡製糸場もあります。そんなここ群馬県で歴史、温泉街散策をしてみてはいかかがでしょうか!?
また、食文化では、水はけのよい土地、冬の日照、からっ風など、気候や風土を活かし、古くから小麦栽培が盛んに行われてきました。このため県内では、小麦粉を使った食文化、「粉もの文化」が根付いてきました。水沢うどんや郷土料理のおっきりこみ、焼きまんじゅう、最近では高崎のパスタなども有名です。
清らかな水流で育まれた農畜産物をもとに作る、群馬(上州)ならではの料理に舌鼓を打つもよし、自然あふれる環境のなかでアウトドアを楽しむのもよし、…などなど群馬県は魅力満点！！「ぐんまのうまいもん」ではそんな群馬の「食」をご紹介します！
中毛（ちゅうもう）エリアは、群馬県中部一帯を指した総称です。主に前橋市・伊勢崎市を中心に渋川市、玉村町、吉岡町、榛東村で構成されています。
群馬県のちょうど中心部のエリアの中ほどを利根川が南下し、この利根川をはさんで赤城山と榛名山が向かい合う形で形成されています。この２つの山は同時期に生まれた火山で、大きなカルデラ湖（赤城山の大沼、榛名山の榛名湖）をもつことなどで知られています。赤城山の裾野に展開する県都前橋は、水と緑と詩のまちというキャッチコピーにも謳われるように、清らかな清流が流れ、文化的なまちでもあります。また、豚肉出荷額が全国でもトップクラスである前橋は豚肉を使った飲食店が多く、市の特産物となっています。
このエリアには榛名山の中腹に伊香保温泉、赤城山と榛名山をランドマークとして明るく南へ広がる関東平野、それら風光明媚な開放的景観のなかに、自然、テーマパーク等々見所満載のスポットが点在するエリアです。
県北部に位置する北毛(ほくもう)エリア。
首都圏の水がめと呼ばれ、利根川が始まる源流域もこのエリアです。原生林や切り立った険しい渓谷など、関東でも有数の奥深い広大な自然があります。
水芭蕉が咲き誇り、尾瀬沼を擁する仙境「尾瀬」、全国的にも有名な、薬のいで湯「草津温泉」や白根山湯釜など、自然の恩恵を受けた観光スポットも多々あります。このエリアは全体的に山岳地帯で標高が高く、夏はアウトドアを愉しんだり、避暑地としても好まれます。
また、冬はウィンタースポーツで賑わい、水上温泉や猿ヶ京温泉、片品温泉と各地に温泉が点在しているので疲れた体を癒すのにも最適です。
この北毛エリアで地元の新鮮な食材を活かした郷土料理や山菜料理、地酒などを堪能してみてはいかがでしょうか。
県東部。赤城山の裾野から関東平野へとつながる東毛(とうもう)エリア。
群馬県内ではもっとも平野面積の多い地域で、鉄道や高速道路などを通じて北関東、首都圏とのアクセスがよく、首都圏の後背地としても機能しています。
同じエリアの中でも、当時の風情あるまちなみが残り、古くから織物のまちとして発展した桐生市。北関東有数の製造品出荷額を誇る工業を始め、農業や商業、観光などの産業や教育・文化が調った太田市。豊かな水資源と自然環境に恵まれ、多様な動植物の生息地でもある水郷ある城下町、館林市など、各市の特色は個性的。ますます発展が期待され、自然豊かなまちづくりをめざしているエリアです。飲食ではB1グランプリで有名な、太麺もっちり、吟味された濃色ソースの太田焼きそばが有名です。
県西部の西毛(せいもう)エリア。
西毛エリアの中でも高崎はＪＲ新幹線・在来線や高速道路などが集中する場所で、まさに群馬の玄関口です。北関東を代表する商業都市であるとともに、音楽の街・映画の街としても知られています。また、世界遺産登録された富岡製糸工場(富岡市)があるのもこのエリアで、当時の官営模範工場の様子が伺えます。
榛名山の麓には広大な梅林が広がり、梅や桃、なし栽培などの農業が盛んです。榛名山と向かい合うようにそびえるのが、独特の岩肌が織りなす日本三大奇勝の一つ妙義山。この妙義山の南方の下仁田は、全国的にも有名な下仁田ねぎとこんにゃくの栽培地です。
さらに利根川の支流・神流川に沿って奥多野の山里があり、都市部から自然豊かな山間部まで、変化に富んだ魅力的なエリアです。
